【ブランAFP=時事】ドラキュラ城として知られるルーマニアのブラン城を先週末に訪れた人は、吸血鬼の牙の代わりに、新型コロナウイルスワクチンの注射針を刺されることになった。政府のワクチン接種推進キャンペーンの一環だ。(写真はルーマニア・ブラン村で、ブラン城でのワクチン接種を宣伝する横断幕の前を歩く人々)
 家族とブラン城に来たと言うエンジニアの男性(39)は、「ポスターを見たので、勇気を振り絞ってワクチン接種を受けることに同意した」と話した。
 ブラン城で接種した人には、「胆力と責任感」をたたえる証明書と「拷問部屋」の無料ツアーが提供され、「今後100年間」の歓迎が約束される。
 ルーマニア政府は、一人でも多くの国民がワクチン接種を受けられるように、地方での取り組みを推進する一方、首都ブカレストの国立図書館などの主要施設で週末のみ24時間態勢で接種を行っている。
 マリウス・ナスタ病院の院長はAFPに対し、「こうした会場は、ワクチン接種を受けたいが、オンライン予約には抵抗がある人たちのためのものだ」と話す一方、医師のいない多くの地域では接種はなかなか進まないだろうとの見方を示した。
 これまでに人口1900万人のうち約360万人が1回目の接種を完了しており、政府は6月までに500万人を目指している。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/05/11-13:51)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「ドラキュラ城でワクチン接種、牙の代わりに注射針を