【ローマAFP=時事】イタリア警察は13日、10年前に盗まれた古代ローマの大理石彫刻を取り戻したと発表した。非番の警察官2人がベルギーの首都ブリュッセルの骨董品店で見かけたことが奪還につながったという。(写真は古代ローマの大理石彫刻「トガトゥス」を移動させる警察官ら。イタリア警察軍カラビニエリ提供)
 イタリア警察軍カラビニエリ美術品捜査班の発表によると、頭部のない男性の全身彫刻「トガトゥス」は、古代ローマの外衣「トーガ」を身に着けた男性をモデルにしたもので、1世紀に制作された。2011年に首都ローマの邸宅から盗まれた。
 警察官2人が骨董品・アンティーク家具店街として知られるブリュッセル・サブロン地区でトガトゥスを見かけて疑念を抱き、ローマに戻ってから警察の盗難美術品データベースを照合し、行方不明になっている品であることを確認した。
 警察によると、トガトゥスは推定価格約10万ユーロ(約1300万円)。ベルギー当局の協力を得て押収し、今年2月にイタリアに戻した。
 追跡調査で、スペイン人の偽名で活動していたイタリア人美術商が、盗品を保管し、トガトゥスを違法に輸出したとして訴追された。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/04/15-11:47)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「10年前に盗まれた古代ローマの大理石彫刻、奪還に成功