【サンフランシスコAFP=時事】米マイクロソフトと米国防総省は3月31日、米軍向け拡張現実(AR)ヘッドセットの生産契約を締結したと発表した。契約期間は5年間、1回更新可能で、向こう10年で「218億8000万ドル(約2兆4000億円)超」相当にもなるという。(写真はスペイン・バルセロナで開催された見本市「モバイル・ワールド・コングレス」で、マイクロソフトの「ホロレンズ2」をお披露目するアレックス・キップマン氏)
 マイクロソフトは、一般販売している「ホロレンズ)」を改良し、いわゆる統合視覚拡張システム(IVAS)の生産を行う。
 国防総省によると、近接戦闘部隊に次世代暗視スコープと状況認識能力を提供することが目的。兵士が戦闘や訓練に使用するヘッドセットは、標的を定めたり、戦略的決定を下したりする際のデータを提供する他、ナイトビジョンとサーマルビジョンが搭載されているという。
 マイクロソフトのアレックス・キップマンテクニカルフェローは同社のブログで「状況認識を高め、さまざまな場面における情報共有と意思決定を可能にする」と説明している。
 米証券会社ウェドブッシュ・セキュリティーズのダニエル・アイブス氏によると、今回の契約はマイクロソフトが軍へのAR技術提供を収益につなげることを示すもので、民間企業や消費者へのARヘッドセットの拡大も期待できる。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/04/06-13:28)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「マイクロソフト、米国防総省とARヘッドセット生産契約