【モスクワAFP=時事】ロシア捜査当局は24日、首都モスクワで開催されている人間の遺体を芸術作品として見せる展覧会について、宗教感情の侮辱に当たりかねないとする指摘を受け、捜査を行う方針を明らかにした。(写真は資料写真)
 展覧会「ボディー・ワールズ」は、ドイツの解剖学者グンター・フォンハーゲンス氏が考案。過去20年にわたり、特殊処理された遺体や臓器を世界中で展示し、物議を醸してきた。
 重大事件を扱うロシア連邦捜査委員会は、展覧会の主催・企画団体に対する捜査を行うと発表した。
 同委によると、複数の公人が同展について「倫理観に反する」もので、ロシアでは犯罪行為に相当する「信仰を持つ人々の宗教感情に対する侮辱」とみなされかねないとの見方を示したという。
 フォンハーゲンス氏の最初の展覧会は1995年、日本で開催された。以来世界各地で催され、計数千万人が来場した。
 遺体の入手経路が物議を醸したこともあるが、フォンハーゲンス氏は、遺体は用途を十分に理解した人々から提供されていると主張。自身も死後には展示を希望すると語っている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/25-11:09)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「ロシアで「人体展」、捜査対象に 宗教感情の侮辱の恐れ