【リールAFP=時事】フランスで20日、17世紀イタリアの彫刻家、建築家、画家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598~1680)による希少な素描が、ベルニーニの絵としては過去最高の190万ユーロ(約2億4600万円)で落札された。オークションハウスが明らかにした。(写真は競売で伊彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの作品としては史上最高額で落札された素描「Academie d’homme」。オークションハウス、アクテオン提供)
 この素描は紅殻チョークで男性の裸体を描いた1630年から1640年ごろの作品。フランス北部のコンピエーニュで発見され、同地のオークションハウス「アクテオン」は当初、予想落札価格を3万~5万ユーロ(約390万~650万円)としていた。
 しかし、アクテオンによると、匿名の応札者が130万ユーロ(約1億6800万円)で落札し、手数料などを含めた最終価格は190万ユーロ(約2億4600万円)になった。ベルニーニによる素描のこれまでの世界最高落札額は、2014年の13万9000ユーロ(現在の為替レートで約1800万円)だった。
 アクテオンによると、今回の作品はベルニーニが残したごく少数の学術的な素描の一つ。他には7作品が知られているのみで、いずれも美術館などが所蔵しているという。
 ベルニーニは、ナボーナ広場の「四大河の噴水」などローマ有数の彫刻を数多く制作している。
 オークションはインターネット中継されて主に外国から多くのコレクターの関心を集め、9人が電話で入札した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/22-11:54)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「巨匠ベルニーニの希少な素描、2億4000万円で落札 仏