【ワシントンAFP=時事】米ミシシッピ州は11日、トランスジェンダーの選手が女子のスポーツ競技に参加することを禁止した。性的少数者(LGBTQ)の人権を守る団体はこの決定を差別的だと非難しており、法廷闘争に発展する可能性も出てきている。(写真は資料写真)
 テート・リーブス同州知事は、「ミシシッピ・フェアネス・アクト」法により、「若い女性が生物学的性別上の男性と競うことを強いられないことが確約される」とした。
 この法が成立したことにより、保守的なミシシッピ州の公立学校のスポーツチームは、生物学的性別に基づいた「男性」、「女性」、そして「男女混合」に指定されることになる。同法は「『女』、『女性』、『女子』と指定される競技チームやスポーツの門戸は、性別が男性の学生に開かれてはならない」と記している。
 これに対し性的少数者の人権を守る「ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)」は「差別的な反トランスジェンダー法案」だとして、法廷で争う姿勢を示した。同様の法案は米国の約20州で審議中となっている。
 ジョー・バイデン米大統領は就任初日に、「性自認や性的指向に関係なく、すべての人が法の下で平等な扱いを受けるべきだ」として性差別禁止に関する大統領令に署名した。その中には、「子どもたちはトイレ、更衣室の使用や、学校でのスポーツへの参加の権利が拒否されるかどうかを心配することなく学習できるべきだ」と記されている。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/03/16-14:12)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「ミシシッピ州、トランスジェンダーの女子競技参加を禁止