【カイロAFP=時事】フランスとノルウェーの考古学者チームが、エジプトの西方砂漠で5世紀のキリスト教修道院の遺跡を発見した。エジプト観光・考古省が13日に発表した。(写真はエジプトの西方砂漠、バハレイヤ・オアシスに位置するタル・ガヌーブ・カスル・アゴウズ遺跡で発見された、岩盤に掘られた修道院跡。エジプト観光・考古省提供)
 西方砂漠のバハレイヤ・オアシスに位置するタル・ガヌーブ・カスル・アゴウズ遺跡における第3次発掘調査で、複数の建物から成る遺跡群が出土した。建物は玄武岩でできたもの、岩盤に掘られたもの、泥れんが造りのものがあるという。
 観光・考古省イスラム・コプト・ユダヤ考古学部門の責任者を務めるオサマ・タラート氏によると、この遺跡は「三つの教会と修道士用の個室を含む六つの区域」で構成され、壁にはコプト教を意味する絵やシンボルが描かれている。
 発掘を率いたビクトル・ギカ氏によると同じ遺跡では昨年、「岩盤に掘られた19の建物と教会一つ」が発見されていた。その教会の壁はギリシャ語で書かれた「宗教的な銘文」や聖書の言葉で飾られ、「この地域の修道院生活の性格」を明らかにするものだった。
 エジプトのこの地域で5世紀には修道士がいたことをはっきり示す発見であり、「建築物の発展と初期の修道院共同体の形成」に関する理解が促進されたという。【翻訳編集AFPBBNews】


〔AFP=時事〕(2021/03/16-13:46)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「エジプト西方砂漠で5世紀の修道院跡発見