【ロンドンAFP=時事】第2次世界大戦時に英首相を務めたウィンストン・チャーチルが描いた風景画が1日、ロンドンで競売にかけられ、予想価格を大きく上回る828万5000ポンド(約12億3000万円、手数料込み)で落札された。作品は、米俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんが所有していた。競売大手クリスティーズがツイッターで明らかにした。(写真はウィンストン・チャーチル元英首相の絵画「The Tower of the Koutoubia Mosque」。英ロンドンにあるクリスティーズのオークションハウスで)
 熱心なアマチュア画家だったチャーチルは、第2次世界大戦中の1943年に訪れたモロッコのマラケシュからインスピレーションを得て、「The Tower of the Koutoubia Mosque(クトゥビーヤ・モスク<イスラム礼拝所>の塔)」と題された油絵を描いた。完成した作品は、同じく戦時下の指導者だったフランクリン・ルーズベルト米大統領(当時)に贈られた。
 クリスティーズは、この作品を「チャーチルの最も重要な作品」と評し、「著名人が所有していたという来歴はさておき、戦時中にチャーチルが描いた唯一の風景画」と説明している。
 これまで何人かの手に渡り、最終的にアンジェリーナ・ジョリーさんの所有となっていたが、ジョリーさんは最近になってこの絵を売りに出していた。
 当初の落札予想価格は150万~250万ポンド(約2億2000万~3億7000万円)だったが、電話での入札が大半を占めた競売はヒートアップし、予想を大幅に上回る値段で落札された。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/03/03-14:12)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「チャーチルの風景画、12億円で落札 アンジェリーナ・ジョリーさん出品