【サイバージャヤAFP=時事】マレーシア・クアラルンプール郊外の飲食店「パディ・ハウス」では、利用客が駐車した車の窓から手を振って合図をすると、ウエイターが注文を取りにやって来る。(写真はマレーシア・クアラルンプール郊外で、飲食店の外に駐車した車内で食事を楽しむ人々)
 これはコロナ禍でも飲食店の食事を楽しむことができる、カー・ダイニングの様子だ。ロックダウン(都市封鎖)に疲れた同国の人々は、この珍しい外食の機会に食いついている。
 再燃した新型コロナウイルス流行への対応に迫られるマレーシアの当局は先月、再び規制を強化。これには店内での食事の禁止も含まれていた。
 クアラルンプール郊外のサイバージャヤ市にあるパディ・ハウスはこれを受け、車内で注文し、車内で食事を楽しめる方法を考案。同店は、郷土料理と西洋料理を組み合わせたチェーン店だ。
 同社のソーシャルメディア・マーケティング部長のチョン・カーヤン氏は、「車の中でも店内で食事をするのと同じように、きちんとした食器で料理を提供しています」とAFPに語った。
 店舗に隣接する駐車場での「カー・ダイニング」が評判を呼んだため、市内の別の店舗でも同サービスを始めた。
 パディ・ハウスを訪れたある客は「車内は自分たちで消毒するので、店内よりも車での食事の方が安全に感じています」とAFPに語った。「私は一日中家で、座って仕事をしています。これが外出するきっかけになります」
 当局は最近、新規感染者数の減少を受けて規制を緩和。飲食店内での食事を認めた。
 だが、パディ・ハウスは車内での食事の提供を続けるという。ウイルスを懸念する人々にとっては、有り難い選択肢となっているからだ。
 別の利用客は「このサービスの良いところは、人との接触を減らして、コロナを回避できることです」と語った。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/02/25-10:57)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「封鎖疲れでカー・ダイニングが熱い マレーシア