【メキシコ市AFP=時事】メキシコ中部モレロス州の公立病院から数人分の新型コロナウイルスワクチンが盗まれ、当局が捜査していることが分かった。軍が19日、明らかにした。犯罪がはびこるメキシコでのワクチン配布における課題を浮き彫りにした。(写真はハリスコ州グアダラハラで酸素ボンベを持って列をつくる人々)
 メキシコ政府はワクチンが犯罪者に渡らないよう、軍を警備に当たらせている。
 軍発表によると、盗まれたワクチンは公衆衛生機関の管理の下、民間企業に警備が委任されている公立病院内に保管されていた。「院内の予防接種チームのメンバーが、私欲のために不正行為を犯した可能性がある」という。
 新型コロナウイルスによるメキシコの死者数は公式統計で14万人を超え、世界では米国、ブラジル、インドに次ぐ4位となっている。
 政府は約1億2900万人の国民全員に無料でワクチン接種を行うと表明している。
 メキシコでは昨年12月24日から、米製薬大手ファイザーと独製薬ベンチャーのビオンテックが共同開発したワクチンの接種が始まったが、供給に限りがあるため難航している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/22-11:55)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「公立病院からコロナワクチン盗まれる メキシコ