【ティンプーAFP=時事】ブータンに20日、インドから寄付された15万回分の新型コロナウイルスワクチンが到着した。だが同国は、「不吉な月」が終わる3月13日まで接種を行わない予定だ。(写真は資料写真)
 首相府はワクチン到着前の18日夜、「ワクチンが必要数そろったら、全国民の接種を(中略)1週間で終わらせる予定だ」と発表した。
 「全国的なワクチン接種は、吉日に始めることが重要」であり、国の仏教委員会ジュン・ダツァンに相談したところ、2月14日から3月13日は「不吉な月」に当たることが分かったと説明している。
 伝統を重んじる敬虔(けいけん)な仏教国のブータンでは、占星術を信じる国民が多く、今回の発表に対し批判の声はほとんど上がらなかった。ブータンは幸せな国ランキングでしばしば上位に入っている。
 政府によると、全人口約75万人から18歳未満と妊娠・授乳中の女性を除いた約53万3000人が接種を受けるという。
 同国では先週、初の新型ウイルスによる死者が確認された。政府は先月、感染者急増を受け、厳格なロックダウン(都市封鎖)を実施した。また、昨年3月以来、外国人観光客の入国を認めていない。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/21-15:56)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「ブータンにワクチン到着、接種開始は3月中旬「吉日」から