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エジプト、木製のひつぎ50以上発掘 「歴史書き換える発見」

  • 2021年01月18日 13:34:00

【サッカラAFP=時事】エジプトは17日、首都カイロ南方のサッカラ遺跡で3000年以上前の木製のひつぎを50以上発掘したと発表した。エジプト元考古相のザヒ・ハワス氏は「歴史を書き換える発見」だとしている。(写真はエジプト・カイロ南方のサッカラ遺跡で発掘された石棺)
 サッカラ遺跡は、古王国時代の首都だったメンフィスの大規模墓地(ネクロポリス)で、十数基のピラミッドがある。新王国(紀元前16世紀から紀元前11世紀)時代にさかのぼる木製のひつぎが50以上、埋葬用の縦穴の中で発見され、遺跡の発掘作業が進められる中、人の頭蓋骨や骨など発掘された遺物が17日にメディアに公開された。
 ハワス氏は17日にAFPに対し、「珍しい新発見だ」として、「これまでサッカラでは紀元前500年前後のものが見つかるのが普通だったが、今回見つかったものは主に新王国時代にまでさかのぼる」と述べ、「今回の発見はサッカラの歴史を書き換えるものだ。もっと具体的に言えば、3000年前に始まった新王国の歴史を書き換える発見だ」と続けた。
 ハワス氏によれば、今回発掘された遺物の中には、「死者の書」第17章を含む長さ約5メートルのパピルスやマスク、木製の船、古代エジプト人が遊んでいた複数のボードゲームなどがある。
 「セネット」と「ゲーム20」と呼ばれるボードゲームは、死者が死後、遊べるように墓の中に置かれていた。セネットの勝者は、「古代エジプトの天国」とされたあの世に行くのだとハワス氏は説明した。
 ハワス氏によると、サッカラ遺跡でこれまでに発掘された遺物は全体のわずか30%程度で、70%はまだ砂の下に埋まっているとみられているという。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/18-13:34)
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