【ワシントンAFP=時事】米メディアによると共和党のミッチ・マコネル上院院内総務と民主党のナンシー・ペロシ下院議長の自宅で今月に入り、落書きなどの被害が相次いで見つかった。米議会では新型コロナウイルス景気対策による国民への現金給付をめぐり、年末にかけて激しい議論が交わされていた。(写真は共和党上院トップのミッチ・マコネル院内総務。米首都ワシントンで)
 報道によると、南部ケンタッキー州ルイビルにあるマコネル氏の自宅正面玄関と窓に「私の金はどこ」「ミッチは貧乏人を殺す」と書かれた落書きが確認された。西部カリフォルニア州でも、現地メディアが2日、サンフランシスコ市のペロシ氏の自宅前にブタの頭部と血のりが見つかったと報じた。
 米議会では先月、新型ウイルスの景気対策として、9000億ドル(約93兆円)規模の経済救済法案が可決された。国民への現金給付をめぐっては、民主党多数の下院で1人当たりの支給額を600ドル(約6万2000円)から2000ドル(約21万円)へ引き上げることで可決した。一方、共和党多数の上院では、ドナルド・トランプ大統領による激しい増額要求にもかかわらず、増額案の通過には至っていない。
 ケンタッキー州の地元WAS11テレビは警察の話として、マコネル氏の自宅で2日午前5時(日本時間3日午後7時)ごろ落書きがあったと報道。当時、家に人がいたかどうかは明らかにされていない。マコネル氏は落書きについて「極端な怒り」と呼び、「破壊行為と恐怖による政治は私たちの社会に存在する余地はない」と非難した。
 サンフランシスコ市のペロシ氏の自宅ガレージのシャッターにはスプレーで、2000ドルを意味する「$2K」が書かれ、その上に取り消し線が引かれた。その横には「家賃を凍結しろ!」、下には「私たちは全部欲しい!」との落書きが書かれた。NBCニュースによると、同市警察の特別捜査課が捜査に当たっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/04-11:43)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「米共和・民主幹部の自宅に落書き コロナ対策に不満か