【北京AFP=時事】中国の年金受給者レン・チャンさん(73)の卓球への情熱は、北京市の過酷な冬の寒さの中でも衰えることはない。レンさんは一年中、屋外でプレーをする。(写真は中国・北京で卓球をする男性)
 レンさんは健康維持のためここ2年間、妻と同市東部の慶豊公園に通っている。
 「子どもの頃は、みんなあちこちで卓球をしていました」とレンさんは思い出を語る。「学校には卓球のチームがあって、ほぼすべての学校が毎年、卓球大会を開催しました。だから、私の世代の多くは卓球が上手いのです」
 レンさんが卓球に興味を引かれたのは、1959年のこと。中国建国から10年のこの年、容国団選手が世界卓球選手権大会で優勝。すべてのスポーツを通じて、中国初の世界チャンピオンになった。
 レンさんは、それが卓球人気に火をつけ、「以来、ほぼ皆が卓球を始めました」と説明した。
 慶豊公園の静かな一角にある卓球台の周りには、高層ビルがそびえ立つ。
 気温が氷点下のときでさえ、レンさん夫妻は卓球仲間とプレーをする。午前8時から午後10時まで、10台ある卓球台は大抵埋まっている。
 寒さ対策の帽子と手袋に加え、コロナ禍で人々はマスクも着けている。だが、ひとたび熱が入り卓球台の周りを動き回ると、皆一枚ずつ身に着けているものを脱ぎ始める。北京の他の公園でも、同じ光景が見られる。
 レンさんの妻、ビー・ジンランさん(70)は「今日、中国はほぼすべての卓球の国際大会で優勝しています」と語った。「中国人として、卓球をすることを誇りに、うれしく思います」【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/23-09:46)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「寒さもへっちゃら 中国高齢者の衰えぬ「卓球愛」