【ラバトAFP=時事】北アフリカのマグレブ地方のベルベル人の伝統料理「クスクス」が16日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。(写真はチュニジアの首都チュニスのレストランで、同国伝統のクスクス料理を見せるシェフ)
 アルジェリア、モロッコ、チュニジア、モーリタニアが共同で申請していたもので、4か国は「クスクスはあらゆる社会・文化イベントで食されており、普通であると同時に特別だ」と訴えていた。さらに「家庭で頻繁に登場するため普通で、食事を共にする共同体の集まりでは場をまとめ雰囲気を和らげる役割を果たしているため特別だ」としている。
 申請内容にある「クスクスの生産と消費にまつわる知識、技術、慣習」という表現は、マグレブ地方の国々が、いかにクスクスを誇りにしているかを如実に表している。
 クスクスは肉や魚、スパイスの利いたシチュー、ひよこ豆、野菜などのさまざまな料理と一緒に食べられる主食。アジア料理にとっての米や麺のような役割を果たしており、食卓に欠かせない一品だ。
 アラビア語の辞書に「クスクシ」の記述が初めて現れたのは19世紀だが、そのはるか前から食されている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/17-13:21)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「クスクス、ユネスコの無形文化遺産に登録