【ブダペストAFP=時事】ハンガリー議会で15日、厳しい立場に置かれている国内のLGBTQ(性的少数者)を狙った政策に関する一連の法案が可決された。(写真は資料写真)
 国家主義的で保守的なオルバン・ビクトル政権を支持する議員らが成立させた新法の一つは、養子縁組できるのは結婚したカップルのみとし、同性カップルが養子を取ることを事実上禁じ、家族青年問題国務大臣が承認した場合のみ例外を認める。
 政府はここ数か月、反LGBTQ的な姿勢を強めてきた。オルバン首相は10月、同性愛者のキャラクターが登場する子ども向けの本に関する論争の中で、「(同性愛者は)子どもたちに近寄るべきではない」と述べていた。
 15日、議会は「母親は女性、父親は男性」とする憲法改正も承認した。
 政府は改憲について、「西欧における新しいイデオロギー的な動き」によって、「起こりうるイデオロギー的あるいは生物学的な干渉から子どもたちを守る」ことが必要になったと説明している。
 改正憲法は、子どもの性別を出生時に定められたものと定義し、ハンガリーのキリスト教文化に沿った子どもの養育を保証するとしている。
 ハンガリーでは5月に合法的に性別を変えることができなくなり、人権団体はトランスジェンダーの人たちが差別される恐れがあると警告している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/16-10:00)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「ハンガリー議会、一連の反LGBTQ法案を可決