【武漢AFP=時事】新型コロナウイルスの流行で長期のロックダウン(都市封鎖)が実施された中国の武漢市には、長江を泳ぐ人の姿が戻っている。(写真は中国・武漢を流れる長江で泳ぐ準備をする男性)
 気温が15度前後まで下がっても、寒さ知らずの男女が続々と茶色く濁った川に入り、遠くまで泳いでいく。
 長江水泳の始まりは、毛沢東時代より前にさかのぼる。だが、1966年に当時73歳だった毛沢東が自身の壮健を証明するため念入りな演出の中で長江を泳いだことを機に、武漢にこの習慣が定着した。
 川岸は普段、歌ったり踊ったり、たこ揚げや魚釣りをしたりする人でにぎわっている。だが約1年前、武漢で新型コロナウイルスの初の感染者が出たことで、こうした活動はできなくなった。人口1100万人の同市には、1月から76日間にわたり厳格なロックダウンが導入された。
 中国の統計によると、武漢では新型コロナウイルスに感染して4000人近くが死亡した。長江の水が何らかの形でウイルスを運んでいるのでは、と懸念する人もいる。
 ある女性(68)は、久しぶりに長江で泳ぎ「とても幸せ。生まれ変わった気分だった」と語った。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/15-12:44)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「毛沢東の影響今なお、長江に戻るスイマーの姿 中国・武漢