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立正大学とタシケント国立東洋学大学、研究教育協定を締結


 立正大学(本部所在地:東京都品川区)とタシケント国立東洋学大学(所在地:ウズベキスタン共和国・タシケント市)は、大学間交流協定を締結しました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305105526-O1-Y7cfbd5w

 立正大学では、国際的な学術貢献活動として、2014年4月に仏教・文・地球環境科学の三学部の教員を中心に「立正大学ウズベキスタン学術調査隊」を組織、ウズベキスタン共和国テルメズ市郊外のカラ・テペ仏教伽藍址の発掘調査を開始しました。その後、この活動を中心とした事業が、文部科学省私立大学ブランディング事業として採択され、カラ・テペの調査報告書の出版、両国の研究者・学生間の交流事業、近接するズルマラ仏塔遺跡の調査・保存活動へと展開しました。しかし、コロナ禍で活動の停止を余儀なくされました。
 
【タシケント国立東洋学大学との協定の経緯 】
 2022年に、タシケント国立東洋大学において開催されたウズベキスタンの仏教遺跡と宗教ツーリズムに関するオンライン国際会議に招かれ、本学の活動成果を報告させていただいたのが縁となりました。この際、同国の観光に寄与していくことが、遺跡保存の観点からも重要と認識しました。また中央アジアでは未設定の世界ジオパークの共同調査を提案したところ、快諾を得ました。ジオパークや宗教ツーリズムは、本学の貢献が期待できる分野です。こうして大学間交流協定の締結に至りました。

 【 本協定締結により期待される効果 】
 仏教学部を有する日本の総合大学とイスラム圏の外国語総合大学の協力により、宗教ツーリズムの研究に新しい観点がもたらされる可能性があります。また同国には世界遺産暫定リストに含まれる自然遺産が3箇所ありますが本格的な調査も観光利用も限定的です。その学術調査は、地理学のみならず同国観光において重要な意義を有します。また同大学の日本語学科は、中央アジア地域最大規模で、国際的に活躍する多くの人材を輩出してきました。そうした点からも、さまざまな交流活動への展開が考えられます。

 【 協定に基づく取り組み 】
 宗教ツーリズムに関する共同研究および自然遺産の調査について共同プロジェクトを展開していく予定です。

 【 今後の交流の構想 】
 本学は、コロナ禍以前からテルメズ国立大学およびテルメズ考古学博物館との協定にもとづき、テルメズの仏教遺跡の調査もおこなってきました。本年度中に現地視察をおこない、調査・遺跡保存活動について協議を継続する予定です。

【調印式出席者】
立正大学: 岩本 篤志(ウズベキスタン学術調査隊長、文学部教授)
タシケント国立東洋学大学:Rikhsieva Gulchehra(学長、教授)

【参考】
立正大学ウズベキスタン学術交流プロジェクト 特設HP
https://www.ris.ac.jp/branding/result.html
立正大学ウズベキスタン学術調査隊Facebook
https://www.facebook.com/RisshoUniv.Uzbekistan/

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