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国立文楽劇場での人形浄瑠璃「でくの舞」の上演に金沢工業大学の学生が参加


2019年8月5日



金沢工業大学



白山市東二口地区に約350年伝承される人形浄瑠璃「でくの舞」

国立文楽劇場での上演に金沢工業大学の学生が参加

9月7日(土)開催の「ふるさとの人形芝居」で上演



 金沢工業大学の学生4名が参加する「東二口文弥人形浄瑠璃保存会」が、9月7日(土)に国立文楽劇場(大阪市)で開催される「ふるさとの人形芝居」で人形浄瑠璃の上演を行います。

 東二口文弥人形浄瑠璃保存会は、石川県白山市東二口地区の「東二口文弥人形浄瑠璃・でくの舞」を伝承しています。「でくの舞」は、「でく」と呼ばれる木彫りの人形を「舞い手」と呼ばれる人が操る、一人遣いの人形浄瑠璃です。約350年前に、集落の有志が京で習い覚えたものを郷里に伝えたのがはじまりとされており、1977年に国の「重要無形民俗文化財」に指定されています。毎年2月に「東二口文弥まつり」が東二口歴史民俗資料館で開催され、定期的に上演が行われています。

人形を操るには、一つの演題に20人ほどが必要ですが、現在の保存会会員は12人と少なく、後継者不足が深刻な問題となっていました。学生らは伝統芸能を応援したいと2016年より上演に協力。2017~2019年の東二口文弥まつりでは、人形を操る「舞い手」を演じました。

 今回の国立文楽劇場での演目は、源頼光と五人の武将が大江山に住む鬼を退治する物語『酒呑童子』と、人形が観客に祝儀の礼を述べる『華ほめ』です。学生らは保存会のメンバーとともに、8月中に練習を行い、演目『酒呑童子』で人形を操ります。『酒呑童子』は舞い手が多く必要で、親子の情愛から大蛇退治シーンまで広範囲にわたる展開は変化に富み、観る人を引込む演目となっています。



上演には、以下の4名の金沢工業大学の学生が参加します。

・林田脩平さん 大学院工学研究科 システム設計工学専攻1年

・宅美佳幸さん 環境・建築学部 環境土木工学科4年

・泉歩さん 情報フロンティア学部メディア情報学科3年

・牧野優さん 工学部電気電子工学科2年



「ふるさとの人形芝居 諸国人形めぐり-遣い方のさまざま-」 開催情報

日時 : 9月7日(土) 13:00~16:15

会場 : 国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋1丁目12番10号)

*「ふるさとの人形芝居」は9月8日(日)にも開催されますが、でくの舞が上演されるのは7日のみです。

*イベントの詳細については、国立文楽劇場のウェブサイトをご確認ください。





2019年2月の東二口文弥まつりでの上演

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908059422-O1-KHsddD0Y



東二口文弥人形浄瑠璃・でくの舞

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908059422-O2-4WN8rQTf



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