TOKYO, Nov 13, 2020 - (JCN Newswire) - 当社は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(本部所在地:東京都千代田区、理事長:石村和彦、以下 産総研)様より、産官学におけるAI研究開発を加速させるスーパーコンピュータシステム「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」を受注しました。

「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」は、1ノードあたり8基のGPU(注1)を搭載し、ディープラーニングなどのAIを活用する大規模な解析業務に適した2WAYラック型(4U)サーバ「FUJITSU Server PRIMERGY GX2570」の次期モデル120台と11.2ペタバイトの大容量ストレージシステムで構成されます。AI分野で重要視される半精度浮動小数点演算(注2)の理論ピーク性能では300 ペタフロップス(注3)、従来のシミュレーション分野などで主に用いられる倍精度浮動小数点演算(注4)で19.3ペタフロップスとなる見込みです。

「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」は、産業技術総合研究所 柏センターのAIデータセンター棟(所在地:千葉県柏市)に増設され、2021年度から運用を開始する予定です。

背景
産総研様では、AI技術に関する最先端の研究開発および産業分野などへの社会実装を加速させるため、アルゴリズム、ビッグデータ、計算能力の協調による高度なAI処理を可能とする「AI橋渡しクラウド基盤(以下、「ABCI」)」の運用を2018年8月1日より開始しています。当社が受注し構築した「ABCI」は、受注当時、世界最高水準の機械学習処理能力、高性能計算能力、および省電力性を備えたAI用途向けのクラウド基盤であり、運用開始以降、AI関連のスタートアップ企業から総合電機メーカーまで1,000人を超える利用者が、最先端技術を活用したAI研究開発を行ってきました。

昨今、産官学におけるAI研究開発の需要の急速な高まりを受け、産総研様は、「ABCI」を増強するため、「ABCI」の基本的な構成を踏襲しつつ、より高性能な計算システムや大容量ストレージシステムなどを組み合わせた「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」を新たに導入します。当社は、既存の「ABCI」での導入実績のほか、GPUを8基搭載した最新PCサーバ120台と11.2ペタバイトの大容量ストレージシステムで構成したシステムや、当社ならびに株式会社富士通研究所(注5)が持つ技術力を結集した提案が評価され、本システムの受注に至りました。

「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」の特長

1. 最新サーバ120台で構成したAI用途向け大規模クラウド基盤
1ノードあたり8基のハイエンドGPU「NVIDIA A100」および2基のCPU(第 3世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー:開発コード名 Ice lake)を搭載した「FUJITSU Server PRIMERGY GX2570」の次期モデル120台を提供します。これにより、「ABCI」と「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」の合算で、半精度浮動小数点演算の理論ピーク性能は850ペタフロップス、倍精度浮動小数点演算では56.7ペタフロップスとなる見込みです。これは2020年6月の最新のスパコンランキングTOP500リストの国内2位、世界6位に相当するものです。

2. 既存の「ABCI」と「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」の一体運用を実現する大容量ストレージシステム
「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」に搭載する11.2ペタバイトの大容量ストレージシステムを、すでに稼働している「ABCI」のストレージシステムと連携させ、相互アクセスを可能にすることで、「ABCI」と「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」の一体運用が可能となります。

今後
当社は、産総研様への「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」の提供を通じて、日本のAI研究開発の発展に貢献するとともに、本システムの構築・運用で得た知見を産官学へ展開していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/11/13.html

概要: 富士通株式会社

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情報提供元:JCN Newswire
記事名:「富士通、産官学共同によるAI研究開発、実証、社会実装を加速