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4日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日ぶり反発、醸造株に買い


4日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.63ポイント(0.21%)高の3591.84ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.31%高の3764.90ポイント)。

前日までの続落を受け、ひとまず買い戻しが先行。国内外の新型コロナウイルスワクチン接種進展による経済回復の期待が高まった。ただ、上値は重い。米中関係の悪化懸念が再燃。バイデン米大統領は3日、トランプ前政権が実施した中国企業への投資禁止措置を修正(拡大)する大統領令に署名した。また、重要経済指標の発表を来週に控え(7日に5月の貿易統計、9日に同月の物価統計など)、様子見ムードも漂っている。

業種別では、醸造株が高い。新疆伊力特実業(600197/SH)がストップ高、金楓酒業(600616/SH)が7.3%高で引けた。

自動車、家具、電子部品セクターも物色される。常州星宇車灯(601799/SH)が5.1%高、哈爾浜東安汽車動力 (600178/SH)が4.9%高、永芸家具(603600/SH)が2.6%高。聯創光電科技(600363/SH)がストップ高となった。

半面、石油、アパレル、石炭、石油セクターが売られた。洲際油気(600759/SH)が4.0%安、貴人鳥(6035559/SH)が5.1%安、中国中煤能源(601898/SH)が5.2%安、華銀電力(600744/SH)が5.5%安で引けた。ほか紡織、ホテル・観光、交通運輸も売られている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が2.21ポイント(0.86%)安の254.59ポイント、深センB株指数が0.58ポイント(0.05%)高の1169.35ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

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