3日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比68.31ポイント(1.95%)高の3576.90ポイントと反発した(上海A株指数は1.95%高の3749.34ポイント)。


朝安の後に買われる流れ。前日の軟調地合いを継いで指数は小安くスタートしたものの、このところの下げが大きかったこともあり、程なくプラスに転じた。中国では今週5日、国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開幕するとあって、各種の経済対策に対する期待感が根強い。金利低下も買い安心感につながった。昼前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)に関しては、翌日物から1年物まで全期間で低下している。指数は中盤から上げ幅を大きく広げた。(亜州リサーチ編集部)


金融株が相場をけん引している。招商銀行(600036/SH)が6.5%高、中国工商銀行(601398/SH)が3.0%高、中国平安保険(601318/SH)が4.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.8%高で引けた。中国政府による新興フィンテック企業の監督強化は、既存の金融業に有利に働く——との見方が市場に広がっている。


非鉄・レアアース株や鉄鋼株も高い。中国アルミ(601600/SH)が6.8%、中国北方稀土(600111/SH)が7.1%、宝山鋼鉄(600019/SH)が9.9%ずつ上昇した。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、アルミや銅、鉄筋など主要な産品が軒並み高で推移している。エネルギー株、消費関連株、空運株、インフラ関連株、医薬品株、不動産株なども買われた。


半面、半導体株はさえない。半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が5.0%安、フラッシュメモリーチップ中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.8%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.6%安で取引を終えた。そのほか、防衛関連株も売られている。


一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が3.41ポイント(1.39%)高の249.16ポイント、深センB株指数が26.19ポイント(2.38%)高の1125.08ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

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情報提供元:FISCO
記事名:「3日の中国本土市場概況:上海総合2.0%高で反発、金融セクター相場けん引