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25日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で反発、貴州マオタイ最高値更新


週明け25日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比17.49ポイント(0.48%)高の3624.24と反発した(上海A株指数は0.49%高の3799.07ポイント)。約5年1カ月ぶりの高値水準を回復している。


中国の経済対策に対する期待感が膨らむ流れ。今年始動した経済対策の第14次5カ年計画(2021〜25年)では、内需の拡大や科学技術の発展が盛り込まれている。関連銘柄を物色する動きが再び活発化した。域外マネーの流入も期待される。香港証券取引所は22日、中国本土と香港間の株式相互取引スキームについて、上海ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」の上場銘柄が2月1日付で対象銘柄に追加すると発表した。「科創板」では、上海科創50(Star50)が0.83%高と続伸している。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、消費関連の上げが目立つ。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が8.8%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.6%高、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が3.4%高で引けた(貴州マオタイは上場来高値更新)。このほか自動車株も急伸。長城汽車(601633/SH)がストップ高した。


ハイテク株の一角も物色される。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(JCET:600584/SH)が4.1%高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が3.9%高と値を上げた。「科創板」上場銘柄では、煙台叡創微納技術(688002/SH)が4.8%上昇している。素材株や銀行・保険株、医薬品株も買われた。

半面、不動産株は安い。華夏幸福(600340/SH)が7.6%、緑地控股(600606/SH)が3.4%ずつ下落した。エネルギー株、公益株、海運株、インフラ関連株の一角も売られている。


一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が2.02ポイント(0.81%)安の247.53ポイント、深センB株指数が8.20ポイント(0.75%)安の1088.57ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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