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1日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、財新・中国PMIが上振れ


1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.93ポイント(0.44%)高の3410.61ポイントと反発した(上海A株指数は0.44%高の3574.64ポイント)。

指標改善で買われる流れ。取引時間中に発表された8月の財新中国製造業PMI(民間集計)は52.8となり、予想に反し前月から上昇した(2011年2月以来、9年半ぶりの高水準を記録)。前日に公表された同月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が景況判断の境目となる50を6カ月連続で上回ったこともあり、過度な景気懸念も後退している。ただ、上値は重い。本土銀行の不良債権比率上昇や、社債デフォルト(債務不履行)の警戒感が依然としてくすぶっている。指数は一進一退するなど、全体としては方向感を欠いた。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車の上げが目立つ。長城汽車(601633/SH)がストップ高した。車業界団体は「中国の乗用車販売は8月も回復傾向が続いた」と指摘している。上述した製造業の景況感改善も好感された。産金株や非鉄株、ハイテク株、消費関連株、海運株、防衛関連株なども買われた。

半面、銀行株はさえない。招商銀行(600036/SH)が0.7%安で引けた。医薬品株やインフラ関連株の一角も売られた。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.81ポイント(0.32%)高の253.97ポイント、深センB株指数が2.13ポイント(0.22%)安の957.89ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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