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新興市場銘柄ダイジェスト:3Dマトリクスは大幅に反落、ワンキャリアが年初来高値


<4599> ステムリム 827 +16
もみ合い。日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「難治性疾患実用化研究事業」に共同研究企業として参画すると発表している。同事業には、共同研究先である大阪大学大学院医学系研究科の再生誘導医学の玉井克人寄附講座教授が研究代表者として採択されている。今回の研究では幹細胞遺伝子治療研究のデータと知見を活用しながら、栄養障害型表皮水疱症の根治的治療の実現を目指す。

<7777> 3Dマトリクス 362 -36
大幅に反落。米国子会社が市販前届を承認申請していた放射線性腸炎向け創傷治癒材に関し、米国食品医薬品局(FDA)から販売承認を取得したと発表している。放射線性腸炎などの直腸粘膜炎で損傷した粘膜組織に塗布し、二次炎症の防止や痛みの軽減などを図る製品。ただ、前日にFDAの開示を受けてストップ高まで買われていたことから、今回の発表を受けて材料出尽くし感が広がっているようだ。

<4377> ワンキャリア 3230 +353
年初来高値。いちよし証券が新たにレーティング「A」、フェアバリュー4600円(4日終値は2877円)でカバレッジを開始し、買い材料視されている。ワンキャリアは新卒求職者向けや中途求職者向けのサービスなどを展開しており、同証券は「若年層の就転職プロセス・キャリア形成の考え方や企業側の対応の変化が追い風」になるとした上で、中期予想利益成長率を年率44%と予想している。

<4055> ティアンドエス 2111 +7
3日ぶり反発。AIプロダクト開発のIntelligence Design(東京都渋谷区)と資本業務提携を締結したと発表している。ティアンドエスがIntelligence Designの第三者割当増資を引き受け、同社の普通株63株(議決権比率2.53%)を取得する。取得金額は5040万円。両社でAIプロダクトを共同開発するほか、Intelligence DesignはAI分析プラットフォームをティアンドエスに提供する。

<4575> CANBAS 202 +11
大幅に反発。東京大学医学部附属病院との共同研究の期間を3年間延長すると発表している。新たな期限は25年3月31日。同病院とキャンバスは、ヒト膵臓がんに近い膵臓がん発症モデルマウスを用いてキャンバスが研究・開発中の抗がん剤候補化合物の薬効試験を実施している。現在は基礎研究段階で有望なデータを示している新規化合物CBT005の薬効試験などを行っているという。

<6027> 弁護士コム 4450 +150
大幅に6日続伸。法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の登録弁護士数が2万1500人となり、国内弁護士の半数を突破したと発表している。22年3月現在の国内弁護士は4万2949人で、社会情勢の変化や法律・司法領域のDX推進が増加の背景にあるとしている。また、株価が25日移動平均線を上回って75日移動平均線に迫っていることも先高期待につながっているようだ。 <ST>
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