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オークファン Research Memo(4):1次流通から1.5次~2次流通までをカバーする体制を整備


■第3四半期の主なトピックス

1. 注力分野の活動実績
(1) NETSEA
積極的な顧客開拓等を通じて、流通額の先行指標であるサプライヤー(出展企業)数は898社(前年同期は600社)に拡大した。2021年6月には伊予銀行<8385>とのビジネスマッチング契約を締結し、伊予銀行の取引先向けに「NETSEA」を提供していく方針である。また、東南アジア最大級のECプラットフォームを運営するLazada Groupとのアライアンスにも取り組み、海外へのチャネル開拓に向けても足掛かりを築いた。さらに2021年7月には決済最大手GMOグループとの提携(多様な決済手段の提供)、2021年8月にはサプライヤー獲得を目的としたTVCM配信を開始するなど、事業拡大に向けた先行投資を継続している。

(2) リバリュー
巣ごもり消費等を背景とした返品流動化(リバースロジスティクス)の需要拡大に伴い、流通額の先行指標となる仕入高は拡大傾向にあり、第3四半期(四半期ベース)の仕入高は前年同期比70.1%増の94百万円に伸びている。米国における返品物流はEC流通額(BtoC)の18%を占めるとする調査※1もあり、これを国内におけるEC市場規模約12兆円※2に当てはめると、約2.2兆円の市場ポテンシャルがあるとオークファン<3674>では捉えており、今後さらに市場開拓を進めていく方針である。

※1 National Retail Federationのプレスリリースより引用。
※2 経済産業省による「電子商取引に関する市場調査」(2021年7月30日発表)より引用。


2. ブランド統一及び新サービスの開始
注力する在庫流動化サービスの強化(ブランド認知の向上、サービス間の相乗効果等)を目的としてアカウントを共通化するとともに、「NETSEA」ブランドへの統一を図った。具体的には、これまでの「リバリュー BtoBモール」を「NETSEA オークション」にサービス名を変更するとともに、新たにバルク在庫の共同仕入れプラットフォームとして「NETSEA バルクモール」をリリースした。これらに伴って、「NETSEA」(新品)、「NETSEA オークファン」(返品)、「NETSEA バルクモール」(滞留在庫)の3軸となり、1次流通から1.5次~2次流通までをカバーする体制が整った。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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