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日本BS放送---2Qは増収・2ケタ増益、巣ごもり需要による通販市況の堅調を受け、スポット収入が増加


日本BS放送<9414>は7日、2021年8月期第2四半期(20年9月-21年2月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.0%増の57.47億円、営業利益が同25.0%増の12.64億円、経常利益が同31.2%増の13.34億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.9%増の9.11億円となった。

「強みの確立と定着」をテーマに、良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミックスによる視聴世帯数の更なる増加を目的とした番組編成を行い、継続して自社制作番組へ注力した。具体的には、視聴者ニーズに応え、ヨーロッパミステリーなどのドラマジャンルの拡充に努めたほか、複数の特別番組を放送。GSブームの深層に迫り、生演奏で往年のヒット曲をお届けした「GS I LOVE YOU〜あの時君はすごかった!!〜」、なかにし礼さんを偲ぶ「追悼…なかにし礼 ラスト・メッセージ」、また東京メトロポリタンテレビジョン及び京都放送と3社共同制作番組「京都画報 早春・旧家に伝わる名宝」を放送した。年末年始には、「柳家喬太郎の新春!初笑い寄席」や、大人気アニメの劇場版作品、アニメシリーズの一挙放送など他局との差別化を図った。

アニメファンから根強い人気を誇る「ANIME+(プラス)」は、製作委員会へ出資した作品を含め毎クール約40タイトルのアニメ番組を放送、また子供向け番組として、「キッズアニメ∞」枠、子会社である理論社、国土社が出版する児童書の読み聞かせ番組「今日のえほん」を放送している。

収入面は、新型コロナウイルスの影響によるスポンサーの宣伝活動の縮小を受け、タイム収入は減少したものの、巣ごもり需要による通販市況の堅調を受け、スポット収入が増加した。

費用面は、人気番組の再放送や再編集版の活用など、新たな試みによる視聴者需要の充足と番組制作継続の両立を図るとともに、番組宣伝や局認知度向上施策を従来以上に効率的に進めコストコントロールに努めた。

2021年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.1%増の114.00億円、営業利益が同31.0%減の15.10億円、経常利益が同27.1%減の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30.2%減の10.40億円とする期初計画を据え置いている。


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