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泉州電業 Research Memo(5):銅価格の影響あるが、その他電線以外の全商品別で増収を予想


■今後の見通し

2. 商品別の売上高見通し
泉州電業<9824>では商品別の売上高(単体ベース)を以下のように予想している。なお平均の銅価格は750千円/トン(前期比3.5%減)と仮定している。

(1) 機器用・通信用電線
半導体製造装置関連の動きは引き続き低調に推移する可能性が高いが、自動車製造設備や工作機械関連からの引き合いは堅調であることから、売上高は前期比1.2%増の29,600百万円と予想している。ただし、期初の予想(31,040百万円)よりはやや下方修正している。

(2) 電力用ケーブル
建設関連の動きが活発であることから、需要は引き続き堅調に推移すると予想している。銅価格が下降する見込みのため、売上高は同6.2%増の26,000百万円を予想しており、期初の予想24,840百万円から上方修正した。

(3) 汎用被覆線
電力用ケーブルとほぼ同様で、住宅向けや中小ビル向けは堅調に推移すると思われるが、銅価格の下降と合わせて同0.3%増の7,900百万円が見込まれている。

(4) その他電線
特に積極的な販売を行わない計画であること、主な需要先の中小ケーブルメーカーが必ずしも好調ではないことに加えて、銅価格の下落が予想されることから同9.3%減の3,700百万円と予想している。

(5) 非電線
銅価格の影響が少ないセグメントだが、加工品、ソーラー関連への需要は引き続き堅調であることなどから、同5.8%増の12,100百万円と予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)




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