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Pウォーター Research Memo(9):水源の分散化による配送距離の短縮化に取り組む


■成長戦略、トピック

● 水源開拓、物流対策
宅配水業界にとって、昨今の物流費の上昇は大きな経営課題である。プレミアムウォーターホールディングス<2588>は1 WAY方式の配送を行うため、大手の配送業者に配送を委託しており、売上高に占める配送費の比率は19.4%に達する。配送業者からの値上げ要請があり、既に一部単価の値上げが行われており、今後も更なる上昇が懸念される。

同社が打ち出す1つの方向性が、「水源の分散化による配送距離の短縮化」である。現在、富士吉田(山梨県)、南阿蘇(熊本県)、金城(島根県)の3ヶ所から全国の消費者に配送している。3つの自社専用の水源を持つことは業界では多いほうだが、同社ではさらに水源開拓を増やす努力を続けており、近く4つ目の水源がスタートする計画である。水源を増やすのには、顧客の増加に対応する安定供給能力の確保はもちろん、配送費の抑制の狙いもある。製造地と消費地が近ければ配送費も抑制できる。一方で、水源開拓の難しさは、同社独自の高い水質基準にある。ミネラルバランス、硝酸・亜硝酸値、水量などの厳しい基準をクリアできる水源は多くはない。宅配水における“地産地消”モデルの確立は、これからが本番になる。


■株主還元策
配当の予想なし
同社は、成長のための投資を優先するため、2018年3月期に配当を行う予定はない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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