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ブロードリーフ Research Memo(4):主力のシステム販売の伸びで営業増益、実質では2ケタ増益


■業績動向

1. 2017年12月期の連結業績概要
ブロードリーフ<3673>の財務数値は、連結はIFRSベースで、単体は日本基準で開示されている。

(1) 損益状況
2017年12月期決算は、売上高が18,195百万円(前期比8.6%増)、営業利益が3,011百万円(同2.0%増)、税引前利益が2,989百万円(同2.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が1,932百万円(同3.0%増)となった。この数値の中には、2017年夏に買収したタジマの収益が5ヶ月分含まれている。また前期(2016年12月期)には、著作権侵害訴訟に勝訴したことによる収益251百万円が含まれているため、この要因を除いた実質ベースでは営業利益は11.4%増、営業利益率は0.4ポイント増となっている。

(2) 売上分野別状況
売上分野別売上高は、システム販売が11,737百万円(前期比7.7%増)、システムサポート1,264百万円(同1.6%増)、ネットワークサービス5,194百万円(同12.3%増)となり、すべての売上分野で増収となった。比較的利益率の高い主力のシステム販売が好調に増加したことから粗利率が改善し営業増益につながった。

また主力のシステム販売の内訳(単体ベース)は、自動車系が8,194百万円(同3.4%増)、非自動車系が1,848百万円(同16.1%増)、その他が1,026百万円(同30.3%減)であった。自動車系のうちユーザー更新が7,215百万円(同5.2%増)、新規顧客が979百万円(同7.7%減)、非自動車系ではユーザー更新が1,255百万円(同15.1%増)、新規顧客が593百万円(同18.4%増)であった。その他の売上収益が減収となったのは、前期に携帯ショップ向けの特需(ソフトウェアや釣銭機等)があったためだが、これらは利益率の低い商品であり、全体の利益への影響は小さかった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



<NB>

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