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注目銘柄ダイジェスト(前場):任天堂、東芝、郷鉄工所など



任天堂<7974>:24995円(+305円)
続伸。3月3日に発売した新型ゲーム機「Nintendo Switch」の国内推定販売台数が33万637台だったとする速報を発表している(ファミ通)。集計期間は3月3日から5日の3日間。多くの小売店で発売前から予約打ち切り、当日販売分も即時完売となったことなどが各所で報じられており、君島社長は増産も示唆しているもよう。報道を手がかり材料に、改めて業績への期待感が高まる格好。


東芝<6502>:224円(+8円)
大幅続伸。中国家電大手「美的集団」の親会社である美的控股の袁利群副総裁が「社内には、東芝向けの戦略チームがある。美的は開放的な会社で、出資が実現すれば、社内で受け入れる力が十分にある」と述べたと報じられている。資金力のある美的が出資検討に意欲と報じられたことが刺激材料となっているようだ。なお、美的集団は16年6月に同社の白物家電事業を買収している。


HOYA<7741>:5358円(+123円)
続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券は、レーティングを「Equal-weight」から「Overweight」、目標株価も5200円から6400円に引き上げた。HDDガラスディスク事業の短期見通しは株価に織り込まれたと判断。しかし、中期見通し「3.5インチニアラインHDDへのガラスディスク採用拡大」、長期見通し「熱アシスト記録方式への移行に伴うガラスディスクのアルミディスク置き換え」は織り込まれておらず上昇余地があると見ているようだ。


神戸鋼<5406>:1146円(+20円)
反発。みずほ証券はレーティングを「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1000円から1400円に引き上げている。17年3月期の第3四半期決算で、多角化部門の悪材料はほぼ出尽くし。スプレッド拡大を主要因とする損益回復で、鉄鋼事業の黒字転換が19年3月期から18年3月期に早まると見ているようだ。高炉休止の効果がフル寄与する19年3月期の経常増益率は高炉4社中最大の71.8%と予想している。


郷鉄工所<6397>:81円(+26円)
急伸。東京証券取引所及び名古屋証券取引所から3月8日付で監理銘柄(確認中)の指定を解除する旨の通知があったと発表。同社は2月14日付で監理銘柄(確認中)に指定されていたが、指定解除をうけて安心感が広がる流れに。また、17年3月期の最終損益予想を9.53億円の赤字から2.20億円の赤字に修正し、赤字幅が縮小したことも支援材料となっているもよう。


ソケッツ<3634>:1260円(+116円)
一時1425円まで急伸。フィスコ<3807>との間で資本・業務提携を行うことについて基本合意書を締結すると発表している。フィスコはソケッツ株をメガチップス<6875>より9万5000株、浦部社長より2万9000株譲り受ける予定。発行済株式数の5.01%となる。ソケッツのデータベース構築力及び自然言語解析、機械学習、ディープラーニング等の分析力と、フィスコが有する顧客基盤で培った技術やノウハウをベースに新たな事業モデル構築の可能性について検討する。


DDS<3782>:1051円(+97円)
急反発。Linuxベースの独自OSである「Basilware64」で動作する指紋認証クライアントソフトをミントウェーブと共同開発し、ミントウェーブ製シンクライアントに搭載したことを発表している。今回共同開発した指紋認証クライアントソフトにより、「Basilware64」を搭載したシンクライアント端末でもDDSの多要素認証統合プラットフォーム「EVE MA」の指紋認証が利用可能になった。


メタップス<6172>:3305円(+275円)
急伸。仮想通貨の人工知能(AI)によるトレーディングを行う「TradingStudio(トレーディングスタジオ)」を設置し、仮想通貨市場の取引データの解析及び売買アルゴリズムの構築と投資を進めていくと発表している。今後は金融機関の参入も予想され効率的なトレーディングの需要が高まるとみており、証券会社や投資家向けソリューションの提供や、既存の仮想通貨取引所との協業なども進めていく予定としている。



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