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4月のくりっく365、ドル・円は神経質な動き、豪ドル・円は下げ渋りか


*18:25JST 4月のくりっく365、ドル・円は神経質な動き、豪ドル・円は下げ渋りか 東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、2023年3月の取引数量が前月比41.1%増の334万4746枚、1日の平均取引数量は14万5424枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は4601.29億円と前月比で3.41億円増加した。取引通貨量では、米ドル、メキシコペソ、豪ドル、南アフリカランド、英ポンドの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、3月の取引数量が前月比37.3%増の820万2137枚、1日の平均取引数量は35万6615枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は743.06億円となり、前月比で33.35億円の増加となった。

取引数量トップは米ドル・円で132万2022枚(前月比27.5%増)だった。3月8日に行われた議会証言でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派姿勢が鮮明となり、ドル・円は1ドル=138円にせまるところまで上昇した。しかし、10日の米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻を契機に金融不安が台頭し、相場の空気は一変。米利上げ停止の思惑も浮上し米金利は急落し、3月24日には一時1ドル=130円を割り込んだ。ユーロ・円は取引数量19万4239枚(前月比144.1%増)だった。クレディ・スイス・グループの筆頭株主会長がクレディ・スイスへの追加出資の可能性を否定したことでクレディ・スイス株が急落。米国の金融不安からクレディ・スイスの経営破綻も懸念され、ユーロ・円は15日、1ユーロ144円台から一時139円台まで急落した。ただ、スイス当局の対応が迅速であり、UBSによる買収案も浮上したことから欧州の金融不安は後退し、月末には再び1ユーロ=144円台まで回復している。

4月のドル・円は神経質な動きか。再び視線は米国の政策金利の行方にうつりそうだ。4月7日に発表された米3月雇用統計はおおむね市場予想に一致する結果だったものの、労働市場の逼迫解消ペースが緩慢であることが示唆されたため、12日発表の3月消費者物価指数(CPI)や14日発表3月小売売上高など経済指標発表から次回FOMC会合の政策金利見通しを占う形となりそうだ。市場予想を大きく上振れる形になれば、5月利上げを想定し、ドル買い・円売りが強まる可能性もある。豪ドル・円は下げ渋りか。4日に豪準備銀行(中央銀行)は政策金利据え置きを発表し、豪ドル・円は下落したものの、ロウ総裁は「金融政策引き締めサイクルの終了を意味しない」とスピーチしており、さらなる金融政策引き締めの必要性に含みをもたせている。今後の経済指標発表等でインフレ率がピークアウトしたと見極められるまでは、追加利上げが想定され、豪ドル売り・円買いが大幅に広がることは想定しにくいだろう。


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