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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米雇用の悪化に警戒もNY休場控えドル売り慎重


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米雇用の悪化に警戒もNY休場控えドル売り慎重 6日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米雇用情勢を示す指標の悪化が目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続を期待したドル買いは後退。ただ、明日のNY休場を控え、警戒感からドルは売りづらい面もある。

前日発表された米国のADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想を下回ったほか、ISM非製造業景況は雇用や価格などが低調な内容となり、景気減速を懸念した米金利安・ドル安に振れた。ユーロ・ドルは1.0960ドル台に浮上、ドル・円は130円50銭付近に軟化。ただ、本日アジア市場で米長期金利の下げ渋りでドル売りは後退し、ドル・円は131円台に再浮上している。クロス円もおおむね追随し、下げ渋る展開となった。

この後の海外市場は米雇用関連指標が注視される。今週発表されたJOLTS求人件数をはじめ雇用関連指標の弱さが目立ち、今晩の新規失業保険申請件数もそれを裏付ける内容なら労働市場の収縮が警戒されそうだ。足元でFRBの引き締め継続の期待感はやや後退しており、金利安を手がかりにドル売りが強まる見通し。ただ、明日の雇用統計で改善が見込めず、NY市場の休場を前に警戒感からドルは安全通貨として売りづらいだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・3月建設業PMI(予想:53.5、2月:54.6)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:20.0万件、前回:19.8万件)
・21:30 カナダ・3月失業率(予想:5.1%、前回:5.0%)
・23:00 ブラード米セントルイス連銀総裁討論会参加(米経済見通しと金融政策)


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