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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドル買い継続の可能性


27日のドル・円は、東京市場で144円76銭から144円06銭まで反落。欧米市場では144円23銭から144円90銭まで上昇し、144円81銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に144円台で推移か。米経済指標の改善や長期金利の上昇を受けて、ドル買い・円売りは継続する可能性がある。

27日の米国株式はさえない動きとなった。S&P総合500種は2020年11月以来の安値圏に下げており、NYダウは125.82ドル安。この日発表された複数の経済指標は市場予想を上回ったものの、シカゴ連銀のエバンス総裁が「利上げが経済に浸透するには時間がかかる」との見方を示したことから、政策金利の過度な上昇に対する懸念が高まり、株価指数を圧迫したようだ。市場参加者の間からは「ドル高と金融引き締めによって米国のインフレ期待は抑制されつつあるようだが、2%レベルのインフレ率に回帰することは難しい」との声が聞かれている。米国経済の大幅な減速は避けられないとの見方も増えており、米長期金利と株価指数の動向については予断を許さない状況が続くとみられる。

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