マザーズ先物見通し：反落、高値警戒感で5日線が争点

本日のマザーズ先物は反落が予想される。30日の米国市場は、6月ADP雇用統計で民間の雇用者数の伸びが予想を上回ったため、労働市場の強い回復期待に、寄り付き後、上昇。中古住宅販売成約指数も予想を上回ったほか、原油高も好感され、終日堅調に推移した。一方、ハイテク株は史上最高値付近で利益確定と見られる売りに伸び悩みナスダックは小幅安となった。本日のマザーズ先物は、米ナスダックやナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ反落でのスタートが予想される。個別では直近でファイナンスや上方修正を発表している時価総額上位のメルカリ<4385>が昨日に長い上髭で伸び悩みしており、相場の重しとなることが警戒される。また、マザーズ先物の日足チャートでは、高値警戒感の高まりから、ナイトセッションでは一時的に5日線を割り込んでおり、日中は5日線の1186.6ptを維持できるかが争点となりそうだ。本日の上値のメドは1210.0pt、下値のメドは1159.0ptとする。
＜FA＞