米国株式市場は下落。ダウ平均は152.68ドル安の34447.14ドル、ナスダックは13.16ポイント安の13911.75で取引を終了した。5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強い一日となった。ダウは高値警戒感から売り圧力が強く、景気敏感株を中心に売られた。プラスに転じる場面もあったが、引けにかけて下げ幅を拡大し、取引を終えた。長期金利がおおむね1.5%を下回って推移したことは、ハイテク株にとってはサポート材料に。ナスダックは朝方、1ヵ月ぶりに1万4000台に乗せたが、取引終了直前に下げに転じた。セクター別では、医薬品・バイオテクが大きく上昇した。一方、運輸や耐久消費財・アパレルが下落した。

エンターテインメント会社のフォックス(FOX)は、投資判断の引き上げを受けて上昇。 製薬のメルク(MRK)が開発中の新型コロナの治療薬について、アメリカ政府と供給に関して合意したと発表し、上昇したほか、アメリカ政府が寄付のためにワクチンを購入すると伝わったファイザー(PFE)が上昇した。食品会社のキャンベルスープ(CPB)は決算が市場予想を下回る内容で、通期見通しを下方修正したことも嫌気され、下落。貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は投資家説明会で示した2023年の営業利益率の目標が失望され下落、同業のフェデックス(FDX)も連れ安となった。

CPIへの警戒感が広がる中でも、投機売買を目的とした個人投資家によるミーム銘柄の物色は盛んで、荒い値動きが続いている。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元:FISCO
記事名:「NY株式:NYダウ152ドル安、5月CPIの発表控え警戒も