新型コロナによる打撃が大きかったクルーズ船運営のロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)は第4四半期の決算で赤字が予想ほど拡大しなかったほか、2022年度の予約状況が強いと発表したことが好感され急伸。アメリカン航空(AAL)、デルタ航空(DAL)などの航空銘柄は景気回復期待や、アナリストによる目標株価の引き上げが後押し上昇した。地銀のM&T(MTB)は、同業のピーブルズ・ユナイテッド・フィナンシャル(PBCT)の買収で合意したと発表し、両行とも上昇。一方、航空機メーカーのボーイング(BA)はユナイテッド航空(UAL)運航のボーイング「777」機のエンジン部品が住宅地に落下する事故が発生し、警戒感から下落した。
イエレン財務長官が「ビットコインは投機性・ボラティリティが非常に高い」と警告、「決済手段として非効率だ」との見解を示したため、ビットコインの価格は一時5万ドルを割り込む急落となった。
Horiko Capital Management LLC
<FA>
情報提供元:FISCO
記事名:「NY株式:NYダウ27ドル高、長期金利上昇を警戒」