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今日の為替市場ポイント:米増税観測でドル買い抑制も


22日のドル・円は、東京市場では105円39銭から105円82銭まで上昇。欧米市場では、105円85銭まで買われた後、104円98銭まで反落し、105円09銭で取引終了。本日23日のドル・円は主に105円台前半で推移か。米国の増税観測を警戒してドルは伸び悩む可能性がある。

報道によると、イエレン米財務長官は「法人税の増税にバイデン大統領は前向きである」との見方を伝えた。また、キャピタルゲイン税の税率引き上げを検討する可能性があるとの見方を示した。イエレン財務長官は「長期的な経済復興策の財源を確保するには、債務の持続可能性への懸念に配慮した歳入措置が必要」との見方をすでに伝えている。22日の米国株式市場では、長期金利の上昇を受けてハイテク株は終日軟調に推移したが、法人税増税やキャピタルゲイン税の税率引き上げの思惑は米国株式を圧迫する可能性がある。なお、債券市場では長期債増発観測が浮上しており、10年債などの利回りは上昇した。長期金利の上昇はドル買い材料となるが、増税は景気悪化につながることから、ドル相場を圧迫するとの見方が出ており、為替については予断を許さない状況となりつつある。

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