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FOMC通過後も決算を手掛かりとした日替わり物色が続こう【クロージング】


31日の日経平均は反落。187.78円安の21521.53円(出来高概算13億5000万株)で取引を終えた。30日の米国市場は、米中協議の行方やFOMCの結果を見極めたいとする模様眺めムードの中で、小幅に下落。また、米中協議が再開されたものの、トランプ大統領が中国を批判するツイートを行い、先行き懸念から上値の重い展開となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の21485円と節目の21500円を下回るなか、売り先行の展開となった。また、日経平均構成銘柄の銘柄変更に伴う需給要因の影響もあり、断続的なインデックス売りの影響から前引け間際には一時21476.07円まで下げ幅を広げている。ただし、後場は60円程度の狭い値幅ではあったが21500円を上回っての推移が続いた。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは、海運、倉庫運輸、輸送用機器、水産農林、ゴム製品、ガラス土石、食料品、銀行、証券が軟調。半面、医薬品、電力ガス、金属製品、保険がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>が軟調。一方で、第一三共<4568>、ソニー<6758>、TDK<6762>、アステラス製薬<4503>、エーザイ<4523>が下支えした。

日経平均は一時節目の21500円を下回ったが、25日線の攻防であった。また、大引け値にて日経平均パッシブ連動資金から千代建<6366>に売り需要、バンナムHD<7832>に買い需要が発生した。この入替えでは買い代金が足りないため、他の構成銘柄へ断続的な売りが出た影響がみられた。米中協議の行方やFOMCの結果を見極めたいとする模様眺めムードの中で参加者は限られており、薄商いの中でより影響を受けた格好である。

一方で、決算ラッシュの中、期待通りにソニーが強い値動きをみせている。中小型株の一角にも決算評価の流れがみられており、個別では物色意欲の強さが窺えた。明日はFOMCの結果を受けた為替市場の動向などを手掛かりとした短期筋の仕掛け的な売買に振らされる影響がある。しかし、短期的な売買となると、その後のカバーも速そうである。引き続き決算を手掛かりとした日替わり物色が続こう。



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