starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

5月のくりっく365、トルコリラ・円は弱含みの展開か


東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、4月の取引数量は前月比30.9%減の184万2242枚となった。1日の平均取引数量は8万3740枚と前月比で減少し、月末時点の証拠金預託額は4693億円と前月比で約21億円増加した。取引通貨量では、トルコリラ、米ドル、豪ドル、南アフリカランド、英ポンドの順となっている。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、4月の取引数量は前月比0.9%増の41万8814枚。1日の平均取引数量は1万9277枚と前月比でわずかに減少し、月末時点の証拠金預託額は715億円と前月比で約30億円増加した。

4月は日本では異例の10連休、欧米諸国ではイースター休暇などが下旬に控えていたことで、取引数量は全商品合計でも前月比27.1%減の231万8646枚と抑えられた。4月の取引数量トップは、トルコリラ・円の52万7018枚(前月比45.4%減)であった。4月3日にペンス米副大統領がトルコに対し、ロシア製ミサイル防衛システムの購入を見送るべきと警告したことが伝えられ、対米関係悪化の可能性が再浮上しリラ売りが優勢となった。さらに、25日にはトルコ中銀が大方の市場予想通り政策金利を据え置く事を決定したが、声明文から金融引き締めに関する文言が削除された事で利上げ期待は後退し、リラ売りは加速した。

5月のトルコリラ・円は、弱含みの展開か。6日、トルコのイスタンブール市長選挙のやり直しが決定し、政治情勢への不透明感や経済への悪影響を懸念しリラ安状態が続いている。米国との関係改善への期待が高まったり、トルコ中央銀行が通貨安是正で新たな措置を講じたりするような材料が浮上しない限り、リラ安は継続する可能性がある。また、9-10日に行われる予定の米中閣僚協議の結果は大きく注目されるだろう。もし交渉が決裂し、中国からの輸入製品について関税引き上げに踏み切る事態となれば、リスク回避的な円買い材料となる可能性もあるが読みづらい。また、中国が主要貿易相手国のオーストラリアでは、米中貿易交渉の行方のみならず、18日に予定されている総選挙の結果も注目されるだろう。現在は野党・労働党が優勢とも伝えられており、本当に政権交代が実現した場合は豪ドル売りにつながりそうだ。




<CN>

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.