個別銘柄戦略:トヨタや花王に注目

10日の米国市場では、NYダウが196.99ドル高の24739.53、ナスダック総合指数が65.07pt高の7404.98といずれも上伸した。為替が1ドル109円台前半の円高・ドル安に傾いたため、シカゴ日経225先物は大証比15円高の22515円と小幅高にとどまった。オプション5月きりの特別清算指数（SQ）算出に伴う注文を除けば、買いがわずかに先行する程度で、寄付の売買一巡後の需給をみながら順張りが有効な相場が予想される。前日までの利益確定売りの多さから、日経平均が22500円から大きく上放れる可能性は低いとみられ、好決算の出た銘柄の個別物色が中心の相場が予想される。週末とあって個人の信用取引の多い新興市場は手じまい売りに押されやすいだろう。格上げ等が観測されているセブン＆アイ・ホールディングス<3382>、花王
<4452>、塩野義<4507>、日本ガイシ<5333>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、トヨタ<7203>、SCREENホールディングス<7735>、ヤマハ<7951>、日本ユニシス
<8056>、オリックス<8591>、東京都競馬<9672>、藤田観<9722>などに注目

＜US＞