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NYの視点:米利上げサイクル継続の可能性も残りドル底堅く推移か、専門家は利上げ終了を想定も


*07:41JST NYの視点:米利上げサイクル継続の可能性も残りドル底堅く推移か、専門家は利上げ終了を想定も 金融専門メディアのCNBCが実施した世論調査によると、回答したマネーマネジャーやエコノミストなどは半数以上がFRBの利上げが年内終了したと見ていることが明らかになった。

■CNBC調査
6月FOMCで利上げ休止:91%
7月FOMCで利上げ休止:63%
ピーク金利:5.24%

米5月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.1%と、4月+0.4%から伸びが鈍化した。前年比では+4.0%と、4月+4.9%から予想以上に伸びが鈍化し2021年3月来で最低の伸びとなった。原油安が要因。

CPIの結果は13日、14日に開催されている連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを休止することが正当化されるとの見方が大半となった。同時に、FRBが重要視している変動の激しい燃料や食料を除いたコア指数の伸びは前年比で4月から鈍化し2021年11月来で最低となったものの予想程鈍化しなかった。また、主要銀行の中で比較的早い段階でインフレピーク達成を理由に利上げを休止したカナダ中銀は直近の会合で利上げ再開を強いられた。また、英国の4月週平均賃金が予想以上に伸びが拡大したため英中銀の利上げ観測が強まり、短期金融市場では英中銀の125BPの追加利上げを織り込んだ。50%の確率でピーク金利6%も織り込まれた。英2年債利回りは4.65%まで上昇し2008年来の高水準。英中銀のベイリー総裁は「インフレは鈍化も想定以上に遅いペース」と言及するなど、他国もインフレ制御が難航している。

米国での最近のインフレ鈍化は主に原油安が影響している。原油価格動向に左右されインフレ見通しには不透明感が強く、現時点でインフレが完全に制御される確率はまだ低く、7月利上げの可能性は残る。パウエルFRB議長もインフレ対処において勝利宣言は時期尚早との見解を繰り返す可能性が強いと見られ、ドルも底堅く推移か。

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