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NYの視点:米4月製造業活動には広範な悪化が顕著、銀行の貸付基準厳格化による影響も、FRBの利上げ停止に近づく


*07:35JST NYの視点:米4月製造業活動には広範な悪化が顕著、銀行の貸付基準厳格化による影響も、FRBの利上げ停止に近づく 米4月ダラス連銀製造業活動指数は‐23.4と、3月-15.7から改善予想に反して悪化した。12カ月連続のマイナスで活動の縮小となった。昨年7月来で最低。重要項目である新規受注は-9.6と、3月-14.3から改善も11カ月連続のマイナス。ビジネスの広範な悪化が4月に顕著となった。

企業見通しは-15.6と、-13.3から一段と悪化。また、今後6カ月の生産見通しも3と、13.5から急速に低下した。調査回答では一段と懸念が表明された。

米4月ダラス連銀製造業活動指数での企業回答:
*コストの上昇率は2007年来で最大となる中、与信の更新が困難と通達された
*製品購入用の資金が枯渇
*新規の受注が事実上停止
*実際に鈍化が始まった。短期の回復を期待
*ほぼ全顧客が昨年の過剰な購入により在庫率が高く、新規の在庫積み増しを躊躇。
顧客は景気後退を懸念し、ビジネスは減速。顧客は夏にリセッションが始まることを想定している。過去4カ月のうちに2回目の従業員削減を計画*ビジネスはかなり減速。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが影響か。

コストの上昇が続く中、銀行の貸し出し基準の厳格化の影響も徐々に表れている。サービス業は依然底堅いが、製造業は連邦準備制度理事会(FRB)が5月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ後、利上げ停止することを正当化する結果となっている。

■米4月ダラス連銀製造業活動指数:‐23.4(3月-15.7、6カ月平均-16.1)
生産:+0.9 (+2.5、+1.7)
新規受注:-9.6(-14.3、-12.5)
出荷;-2.8(-10.5、-5.6)
支払い価格:+19.5(+20.3、+21.3)
販売価格:+8.4(+7.0、+10.7)
企業見通し:-15.6(-13.3、-13.1)
雇用:+8.0(+10.4、+9.0)
就業時間:-2.7(+2.6、+2.0)
見通しの不透明感:24.7(22.0、20.8)
6カ月後
製造業活動指数:-16.6(-11.2、-11.4)

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