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NYの視点:米10月小売売上高、消費の堅調さ示す、FRBの利上げ後押し


米商務省が発表した10月小売売上高は前月比+1.3%と、伸びは9月0.0%から予想以上に拡大し、2月来で最大となった。変動の激しい自動車除いた小売は前月比+1.3%と、9月+0.1%から伸びが拡大し、5月来で最大。また、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材を除くコントロールグループは前月比+0.7%と9月+0.6%から伸びが鈍化予想に反し拡大し、GDPにプラスに寄与することになる。

高インフレにより食料品の売り上げが伸びたほか、フロリダでのハリケーンの影響で自動車の購入が増えたことが小売り売上高を押し上げた可能性が指摘されている。消費は持ちこたえているが、一時的な要因が引き上げた可能性や消費者のクレジットカードの利用が増えていることなどは警戒される。

連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ鈍化させるためにはむしろ景気減速が必要と見ている。ウォラー理事は「FRBが数回の50BPの利上げを行うことが可能」とし、利上げ継続を示唆したほか、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も4.75%‐5.25%の金利が妥当と主張。ゴールドマンサックスのエコノミストは、FRBの利上げ停止する水準を5−5.25%に引上げるなど、根強い利上げ観測にドルの下値も限定的か。


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