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先週末のシカゴコーンが暴落、その背景は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。トウモロコシ市場に相場サイクルがあることは、以前もレポートでお伝えしましたね。アメリカでのとうもろこしの作付けが4月中旬頃~6月上旬、収穫が9月~11月に行われるため、その期間は天候で価格が動く天候相場といわれます。一方で、冬から春にかけての半年は需要と供給で価格が動く需給相場となっています。今回はトウモロコシ市場で気になるレポートがありましたので、ご紹介します。

レポートでは、『米農務省が先月28日に発表した2019年の米農産物作付面積報告では、米国産トウモロコシの作付面積見通しが前年比3%増の9170万エーカーとなり、市場予想の8666万2000エーカーを大幅に上回りました』とのことで、『それを受けて先週末のシカゴコーンが暴落しました』と分析しています。

一方、米国産大豆の作付面積見通しが市場予想を大幅に下回ったとのことで、『中国政府による米国産大豆への関税引き上げを受けて、米国の大豆農家の経営破たんが急増』したことから、『大豆の作付面積を減少させ、その分だけトウモロコシの作付面積を増やす米国農家が急増したことは、ごく自然な農家の反応でしょう』との見解を伝えています。

『米国産トウモロコシの歴史的な作付け遅れ』からトウモロコシ市場に強気という見方は一転したことになり、シカゴコーンにおけるファンドポジションが買い越しに転じたようです。レポートでは『6月25日時点で買い越し枚数が30万7201枚まで短期間で急増しました』と伝えており、『先週末の米農務省からの報告で「米国産トウモロコシの作付面積見通しが前年比3%増」となりましたので、短期間で急速に膨らんだ買い越しポジションの玉整理がこれから本格化しそうです』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の7月1日付の「トウモロコシ市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

三井智映子の「気になるレポート」は各種レポートを三井智映子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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