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NYの視点:今週の注目:BOE、トランプ米大統領の一般教書演説、米11月耐久財、貿易収支


今週は英国の金融政策、トランプ米大統領の一般教書演説などが主要イベントとなる。トランプ大統領は一般教書演説で、壁建設を巡り非常事態宣言を発動する可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)は1月の連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利の据え置きを決定。同時に、当面利上げを停止する可能性を示唆した。パウエル議長は会見で、「利上げの論拠は弱まった」としたほか、経済の展開次第で次の行動が「利上げ」にも「利下げ」にもなり得る可能性を示唆した。

最新の1月雇用統計は予想を上回る30万人超の雇用の伸びを示した。米国の雇用は100カ月連続での増加を記録、労働市場のひっ迫が証明された。市場エコノミストやFOMCメンバーが2019年の成長減速を警戒する中、クドロー国家経済会議(NEC)委員長やムニューシン米財務長官など米国トランプ政権の経済チームは2019年も経済が3%成長の軌道にあると強気。果たしてFOMCが年内の利上げに踏み切れるかどうかは今後の指標次第となる。政府機関閉鎖のために遅れた11月の耐久財受注、11月貿易収支、ISMはサービス業の指数に注目される。また、昨年10−12月期の国内総生産(GDP)速報値や12月の小売り売上高指数の発表が待たれる。

パウエルFRB議長はタウンホールミーテイングを開催する。年内の利上げ停止を示唆した1月FOMCや予想を上回った1月雇用統計以降初めての見解が聞かれる。賃金の伸びが依然低迷しており、労働市場のひっ迫が賃金の伸びにはまだつながっていない。パウエル議長は「FOMCは利上げを停止し、経済の展開を見極める余地がある」と繰り返すと見られる。

英国中央銀行は金融政策決定会合で、金融政策の据え置きが予想されている。インフレ報告では最新の景気、インフレ見通しを示す。合意ない離脱に陥る確率が高まる中、ブレグジットの影響などを含めカーニー総裁会見にも注目が集まる。英国と欧州連合(EU)の金融市場監督当局は合意なき離脱でも協力継続で合意した。

■今週の主な注目イベント

●米国
3日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁がタウンホールミーティングイベントで講演
4日:11月耐久財受注改定値:予想:+1.5%、速報値:+0.8%、
メスター・クリーブランド連銀総裁が経済見通し、金融政策に関して講演
5日:トランプ大統領が一般教書演説
6日:パウエルFRB議長がタウンホールミーテイングを開催、
11月貿易収支:予想‐540億ドル、10月‐555億ドル

クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長が銀行のストレステストに関して講演

7日:クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演、
ブラード・セントルイス連銀総裁が講演

●英国
7日:英国中央銀行:金融政策決定会合、インフレ報告、カーニー総裁会見

●地政学的リスク
ベネズエラ
北朝鮮:
イラン
ガザ紛争
イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
シリア
イエメン



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