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NYの視点:米製造業コストが7年ぶり高水準に、インフレの速やかな上昇がFOMCのテーマに


米供給管理協会(ISM)が発表した3月ISM製造業景況指数は59.3と、予想59.7を下回り2月の60.8から低下した。しかし、内訳で仕入れ価格は78.1と、2011年4月来で最高を記録。製造業のコストは7年ぶりの高水準に達した。トランプ大統領が発表した関税がインフレ圧力になったと見られている。

マーキットが発表した米国の3月製造業PMI改定値は55.6と、速報値55.7から下方修正されたものの2015年来で最高となった。仕入れコストは2012年11月来で最高。平均販売価格も上昇し2013年12月来で最高となった。マーキットのエコノミストは「米国の第1四半期製造業が好調に終了した」と言及。第2四半期も製造業の賃金の順調な伸びや強い成長の勢いが持続し、2018年を通じて楽観的な見通しを示した。

また、米国の最近の関税の発表がすでにインフレ圧力となって表れており、今後数カ月、在庫の増加にもつながる可能性を指摘。5年ぶりとなった仕入れ価格が、製造業商品の販売価格を押し上げ、4年ぶりの高水準となったと指摘した。

インフレの速やかな上昇が次回FOMCのテーマとなる可能性が出てきた。

■米3月ISM製造業景況指数:59.3(予想:59.6、2月:60.8)
新規受注:61.9(2月64.2)
仕入れ価格:78.1(2月74.2)
生産:61.0(2月62.0)
受注残:59.8(2月59.8)
入荷遅延:60.6(2月61.1)
在庫:55.5(2月56.7)
顧客在庫:42.0(2月43.7)
雇用:57.3(2月59.7)
輸出:58.7(2月62.8)
輸入:59.7(2月60.5)




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