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低ボラティリティの今、静寂を破るとしたら『カタール』~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「現在の低ボラティリティ相場の今後」についての記事を見つけましたのでご紹介いたします。

米国の“恐怖指数”である「VIX」や日経平均の「VI(ボラティリティ・インデックス)」ともに静かな状態が続いていますね。米国ダウ、日経平均という代表的な指数も極めてボラティリティが低い状態で推移していますが、コラムでは、こうした静寂が破られるシナリオについて紹介しています。

同コラムでは、2005年以降で、ダウの終値が前日比0.5%の騰落率内に収まった日数を数えることで、ボラティリティの低かった年を出しています。コラムによると、『ボラティリティの低かった年は2013年の157日で、2006年と昨年(2016年)の156日がそれに続いている。しかし、今年は、まだ5か月半しか経過していない先週の金曜日(6月16日)時点で、既に90日を数えており、記録を更新しそうな勢いである』と今年の数値について興味深い分析をしています。

この期間内に『BREXITを決める英国国民投票、米国大統領選挙、仏大統領選挙などの政治イベント』がたくさんあったことを考えると、『“異様な”静けさ』を示していることが分かります。この、低ボラティリティの要因は幾つか考えられます。同コラムでは『米国の企業収益が4期連続の(四半期ベースの)減益から大きく切り返したこと、日経平均が1万9500円水準でPERが14倍と割安感があること、日銀のETF購入に代表される官製相場が市場に安心感を与えていること』など3つを挙げています。

しかし、コラムではこの静寂が破られる可能性があるシナリオを1つ想定しています。それは『カタールに対する国交の断絶が、結果的にオイルマネー(産油国のソブリン・ウェルス・ファンド)のリスク・オフの換金売りを招く展開となる』ことです。カタールのソブリン・ウェルス・ファンドの資金量については、憶測の域を出ていませんが、『アジア全体のエクスポージャーで約200億ドル、その約3割から4割が日本』とも言われているようです。つまり、換金売りを招いた場合、日本株への影響があるかもしれないのです。また、同コラムでは、カタールのソブリン・ウェルス・ファンドについて詳しく述べています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の6月20日付のコラム「静寂を破るとしたら『カタール』」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子



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