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一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強い


 29日の日本株市場は、こう着感の強い相場ながらも底堅さが意識されそうだ。28日の米国市場はNYダウが95ドル高だった。新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)
感染が急増するなか、比較的重症化リスクが低いとの見方が引き続き安心感に繋がった。また、疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮したことも、景気回復への楽観的な見方に向かわせた。景気敏感株が買われる一方で、半導体株は利食いに押された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の28965円。円相場は1ドル114円80銭台で推移している。

 米国では半導体株が利食いに押されたこともあり、連日で最高値を更新している東エレクなどは利食いが出やすいだろう。ただし、米国の強いリバウンドに対する反動は想定されていたこともあり、前日の29000円回復で目先的な達成感も意識されやすいところであろう。とはいえ、ピーク感はなく、上値抵抗線として意識されている75日線水準での底堅さが見られてくるようだと、一段のリバウンドを想定した押し目買い意欲は強まりそうだ。

 また、75日線を突破してくるようだと、11月下旬の急落に対するショートカバーも意識されやすいところ。米国では半導体株の利食いからナスダック、SOX指数は反落となったものの、VIX指数は17.54に低下しているため、リスク選好ムードは継続。ショートを仕掛けてくる動きは強まらず、利食いに押される局面においては、その後のリバウンドを想定した押し目狙いのスタンスとなろう。

 物色については値動きの強い中小型株の一角に資金が集中しやすいほか、利食い想定の半導体株については、底堅さが見られるようだとリバウンド狙いの動きを強めてくる可能性はありそうだ。とはいえ、年末要因から参加者は限られており、短期的な売買が中心となることから、資金の逃げ足の速さには注意しておきたい。
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