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利食い優勢の展開のなか、個人主体の中小型株物色に


 3日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。8月31日の米国市場は高安まちまちの展開だった。カナダとの通商交渉を見極めたいとの思惑や中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げへの警戒感、さらに連休を控えてポジションを手仕舞う動きが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の22820円。円相場は1ドル111円00銭辺りで推移している。

 トランプ米大統領は、6日にも中国からの年2000億ドル相当の輸入品に対する第3弾の関税発動を表明することに前向きだと伝えられており、これを見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。また、3日の米国市場はレーバー・デーの祝日で休場となることもあり、海外勢のフローは限られている状況。その他、翌週には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることも手掛けづらくさせそうだ。

 泥沼化する米中貿易戦争に対する警戒感は根強いが、とは言え市場反応も見極めづらいところである。これまでのトランプ大統領によるSNSを活用した発言に対して市場は波乱含みとなるものの、その後はショートカバーが優勢になりやすい。楽観視する訳ではないが、米中間選挙まではこういった状況が続きやすいとも考えられ、冷静に下値を拾うスタンスになりそうだ。

 また、3日以降は海外勢が夏休み休暇から帰ってくることもあり、需給状況が改善してくることも期待したい。さらに、需給懸念が根強い個人投資家ではあるが、マザーズ指数の底堅さを見る限り、当面の需給整理は一巡した感がある。日経平均が23000円での攻防を続けたとしても、個人の活発な中小型株物色によるセンチメント改善が、より売り込みづらくさせてくることが意識される。

 その他、今週は米雇用統計を控えていることもあり、様子見ムードが強まることが考えられるが、日経平均が23000円突破を窺う状況の中、メジャーSQへの思惑も高まりやすいところであり、先物主導で一気に抵抗線突破も少なからず想定しておく必要がありそうだ。


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